(福)精神障害者社会復帰促進協会

受託事業

●精神障がい者社会参加活動振興事業

精神障がい者の自立と社会参加を促進するとともに精神障がい者に対する理解を深め、援助の輪を広げることを目的として、府内より参加者を募集し、スポーツ活動、芸術・文化活動を通じた「精神障がい者社会参加活動振興事業」を平成25年度より実施している。
実施にあたっては、各関係機関(競技団体や音楽活動団体等)と連携を図り実行委員会を開催。
 実施案内(参加募集)については、大阪府内市町村、保健所、地域活動支援センター、精神保健福祉関係機関・事業所、大阪精神科病院協会、精神科診療所協会等を通じて周知を行うとともに、当ホームページにも掲載し、スポーツ交流事業として、ボウリング交流会、フットサル交流会、バレーボール交流会(うち1回は近畿ブロック大阪府代表選抜大会)を実施している。また、レクリエーション交流会や文化・芸術交流事業「こころのミュージック♪」と題した音楽イベントも実施している。地域でのスポーツ活動の成果を発揮する場、音楽制作を楽しみまた発表できる場、交流の場として、当事者が行う日頃の活動の目標の一つとなり、精神障がい者の社会参加がさらに促進されるものである。

※これまでは地域交流事業(大阪府 H11年度~25年度)として実施。

●精神科医による就労関連相談業務

 大阪府職業能力開発校からの委託を受け、精神障がい者の就労相談に関する経験と能力を有する精神科医を派遣し、訓練生指導に係るアドバイスや、職員への助言、ケース検討会議への出席、医療機関との連携等を行う。


 2.大阪府立芦原高等職業技術専門校からの委託を受け、精神障がい者の就労相談に関する経験と能力を有する精神科医を派遣し、訓練生指導に係るアドバイスや、職員への助言、ケース検討会議への出席、医療機関との連携等を行う。

●茨木市移動支援従業者養成研修(精神障害課程)

茨木市からの委託を受け、移動支援従事者養成研修(精神障害過程)を実施。
精神障がいの理解、障害福祉制度、移動支援事業サービスや業務、従事者の職業倫理、精神障がい者家族の理解、精神障がい者の人権、精神障がい者への移動介助の基礎知識などの講習2日、実習3時間を行い、最終日には修了式を実施。



施設運営事業

●ふれあいの里 地域活動支援センターⅠ型(生活支援型)

 地域活動支援センターの主な業務は、地域生活支援事業と障がい者相談支援事業です。
地域生活支援事業では利用者を対象として食事会・DVD上映会・カラオケ・ゲーム・各種教室・また、海水浴や味覚狩りなどの日帰り旅行を行っています。
日曜日など休みの日には子どもの来所も多く、地域の方々との交流を深めています。
 障がい者相談支援事業は地域に居住する主に精神障がいのある方を対象に、面接、電話相談、訪問相談、障がい福祉サービスの調整等の相談を行っています。訪問相談の多くは利用者本人ですが、病院などの支援機関への訪問も行っています。利用者の拡大やニーズの掘り起こしのためには、地域住民への周知、地域の社会資源との連携やその開発、地域活動支援事業を今後も推進していく必要があります。さらに地域移行支援事業として、長期入院者の退院支援も行っています。


●ふれあいの里 就労継続支援B型

 平成23年4月より、通所授産施設は障害者自立支援法(現在は障害者総合支援法)における就労継続支援B型に事業移行いたしました。
事業目的や作業時間に大きな変更はなく、月曜から金曜日の9時45分~15時45分まで、就労や生活リズムをつけることを目的とした方が利用されています。
作業は紙すきと印刷事業を中心に清掃作業や内職作業など幅広く提供しています。
またおおむね毎週水曜日に大阪市西成区役所で「福祉の店」として作業において生産した授産製品を販売しております。また、就労支援活動も、ハローワークや就業・生活支援センター、就労移行事業所などと連携しつつ、就職活動のサポートをしています。


●ほうゆう 共同生活援助

 共同生活援助(以下:グループホーム)ほうゆうには「ほうゆう」と「ふれあいの里」の2か所の住居があります。グループホームは日常生活において、家事(調理、掃除、洗濯)、金銭管理、地域への関係づくり、イベントへの参加など、個々の入居者と話し合い、本人の主体性を大切にしながら支援を行っています。世話人と呼ばれるスタッフが日~金(土・祝を除く)の夕食の準備をし、17時30分に日中活動場所から帰宅された入居者の方々へ夕食提供を行い同じ食卓を囲みながら生活をサポートしています。


●港区障がい者基幹相談支援センター

大阪市に24区ある「障がい者基幹相談支援センター」のうち『港区障がい者基幹相談支援センター』を平成30年度より受託し運営しています。
(平成27年度~29年度は港区障がい者相談支援センターを受託運営してきました。)
これまで、各区に設置されていた障がい者相談支援センターについて、障がい者相談支援体制の充実を図るため、平成30年4月1日より地域における障がい者相談支援の中核的な役割を担うため「障がい者基幹相談支援センター」として運営しております。
障害のある方が住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるように、日々一緒に考え、地域の皆様と手をつなぎ、ネットワークづくりと相談支援体制の構築を進めます。
ご本人とご家族の「思い」「ねがい」を大切にして活動を行っています。


【これまでの施設運営事業】(※現在は閉所しています)
●地域活動支援センターおおとり


協力事業


●大阪ピア・ヘルパー連絡会

 「精神障害者ピア・ヘルパー」とは、精神障がいを持つ当事者が、疾病体験を共有する仲間(ピア・Peer)である精神障がい者を、ホームヘルパーとして支援することを指し、精神障がいを持つ当事者がホームヘルパーの資格を取得し、同じ障がいを持つ当事者へサービスを行うことは、サービスを受ける者にとって、ピア(仲間)として受け入れやすいという長所があります。また、資格取得者自身にとっては就労機会の拡大のみならずエンパワメントやリカバリーの促進が期待されます。
 この会は、全国で初めて大阪府が実施した「精神障害者ピア・ヘルパー等養成事業」(平成13年6月~14年1月)において誕生したピア・ヘルパーが、講習会終了後も引き続き定期的に集える場、いわゆる「同窓会」の場が欲しいとの強い要望で発足しました。平成13年6月に第一回目の大阪ピア・ヘルパー連絡会を開催し、現在では13年度卒業生をはじめ、その後大阪府下や近隣府県で誕生した精神障がい者ピア・ヘルパーや、それを目指す仲間が集っています。 復帰協はこの活動に支援者として発足当初から協力しています。
 連絡会では3か月に一度交流会を開催し、意見交換や情報提供、交流会などを行っています。

【ピア・ヘルパー誕生10周年記念交流会】
 平成23年度は、大阪における精神障がい者ピア・ヘルパー誕生10周年の節目にあたります。大阪ピア・ヘルパー連絡会では、10周年を記念する全国規模の交流会を企画し「平成23年度社会福祉事業研究開発基金」の助成を受け、記念交流会を開催しました
事業名:ピア・ヘルパー誕生10周年記念交流会~あれから10年 未来につながるこれからの10年~
と き:2012年3月17日(土)・18日(日)
ところ:大阪保健福祉専門学校
参加者:約130人

ピア・ヘルパー10周年記念交流会報告はこちら

協同組合事業

●大阪知的障害者雇用促進建物サービス事業協同組合(エル・チャレンジ)

 「エルチャレンジ」は、大阪発、日本初の障害者就労支援のための事業協同組合です。1999年に設立以来、「行政の福祉化」を進める大阪府や大阪市などからビル清掃の訓練現場を受託し、実際の仕事として清掃業務を請け負う形で“訓練”を行っています。今までに計350名以上の訓練生を民間企業に送り出してきました。
現在、社福)大阪手をつなぐ育成会、社福)大阪市知的障害者育成会、株)グッドウィルさかい、株)ナイス、財)精神障害者社会復帰促進協会の5団体にて組織され、建物サービスの共同受注、就労支援事業、雇用促進事業、共同宣伝、消耗品の共同購入、その他イベントなど を事業としています。
 復帰協では平成23年度は7件の現場にて56名が清掃訓練等に取り組みました。
大阪知的障害者雇用促進建物サービス事業協同組合(エルチャレンジHP)→こちら


過去の実施事業(受託事業・協力事業・施設運営事業等)

●おおさか精神科救急医療情報センター事業
(大阪府/大阪市/堺市 H17年9月~27年3月)
 
 夜間休日における精神疾患の急激な発症・増悪に対して、かかりつけの医療機関では対応できない事例を、精神科救急医療機関(拠点病院・精神科救急診療所)へ繋いでいくものです。


●精神障がい者24時間医療相談事業(こころの救急相談窓口)
(大阪府/大阪市/堺市 H17年9月~27年3月)
 
 精神科領域のの緊急的な相談に対応するために、365日24時間電話相談の窓口を開いています。相談内容に応じて助言または医療機関等の社会資源について情報提供を行い、あるいは夜間・休日に発生した緊急対応を要する事例には、精神科救急医療情報センターと連携して精神科救急医療への橋渡しを行っています。相談内容は救急医療に関するもの、病気や治療に関する疑問や不安、よりよい医療機関や相談窓口についての問い合わせ、生活・対人関係に関する悩みなどが多くを占めています。
 
※復帰協事務局での電話あるいは面談による相談は行っておりません。


●自殺予防集中電話相談事業
(大阪府/大阪市/堺市 H23年9月~)

自殺予防の一環として相談しやすい体制の整備を促進するため内閣府が設けている全国共通の電話番号「こころの健康相談統一ダイヤル」へ接続する電話相談を、世界自殺予防デー(9月10日)より2週間と、自殺対策強化月間(3月)中の3月1日から2週間の計28日間において、24時間体制で実施しました。


●相談業務従事者養成研修事業
(大阪府 H23年9月~)

精神保健福祉領域の相談業務の中で自殺の危機にある人と出会った際にとるべき適切な対応を学ぶための研修会を、前期と後期に分けて実施しました。


●大阪府精神障がい者退院促進支援事業 (大阪府 H12年度~23年度)
●堺市精神科病院長期入院者地域移行支援事業(堺市 H18~23年度)

 精神病院に入院している精神障がい者のうち、症状が安定しており、受け入れ条件が整えば退院可能である者に対し、「自立支援員」が1対1で院内面接や社会復帰施設等への外出支援などを行い、病院外での経験を重ねてもらうと同時に、関係機関が連携しながら、退院および地域定着するため、生活に必要な支援体制づくりを行うものです。
 本事業における復帰協の役割は以下の通りです。
 1)個別支援を行う自立支援員の雇用・研修・コーディネート
 2)自立支援員による個別支援
 3)大阪府内全域で展開される本事業の進捗状況の把握と取りまとめ
  事業報告は大阪府ホームページに掲載されています→こちら

【お知らせ】受託事業終了について

平成24年度からは「地域移行支援・地域定着支援事業」施行となり、大阪府精神障がい者退院促進支援事業、大阪府障がい者地域移行促進強化事業、堺市精神科病院長期入院者地域移行支援事業は、平成24年3月31日をもちまして受託終了を迎える事となりました。
 これまでのおよそ12年間にわたって精神科病院に入院されている方々の退院支援を行ってまいりました。この間多くの皆様方のご理解・ご協力を賜り、退院支援の一環として大きな実績を残す事ができたと考えております。
 長年にわたり賜りましたご支援・ご指導に対しまして心より厚くお礼申しあげます。
  平成24年度からの相談支援体制について(大阪府)→こちら


●精神障害者地域体制整備事業
(大阪市 H20年11月~H24年3月)

 大阪市が実施している大阪市精神障害者地域生活移行支援事業のうち、体制整備コーディネート業務を実施するにあたり復帰協よりコーディネーターを1名配置し、精神障がい者の退院促進および地域定着に必要な体制整備の総合調整を行い効率的な事業の促進を図りました。
内容は以下の通りです。
1)自立支援員と精神科病院との連携に関する調整
2)精神障害者地域移行の啓発事業に関する調整
3)精神科病院での事業啓発活動
4)精神科病院から推薦された地域移行支援対象者への訪問面接及び必要な調整
5)自立支援選定会議開催に関する調整等
6)退院促進ピアサポート事業、体験宿泊推進事業実施時の精神科病院及び支援者等との連絡調整
7)各事業の実数・状況等報告管理。支援の進捗状況の把握。
8)自立支援員研修、関係者研修会、ピアサポーター育成講座等の補助
9)その他、精神障害者地域移行支援に関する調整


●大阪府精神障がい者地域移行促進強化事業 
(大阪府 H19年度~23年度)

 本事業は、受け入れ条件が整えば退院可能な精神障がい者の地域移行を促進するために、専門職向け研修会や、精神障がい者の地域移行についての理解を深めてもらうことを目的とした一般市民向けの研修会などを行う事業です。23年度最終年度も、下記の事業を実施しました。
1)大阪府全域を対象とした研修会
 
「精神障がい者の地域移行支援」(基礎講座)
平成23年7月28日(木)・29日(金)大阪社会福祉会館 参加者184名
「精神障がい者の地域移行支援」Made in Osaka”タイソク”を振り返る~新たな時代を迎えて~
平成24年1月27日(金)パークホテル臨海 参加者149名
「第3弾 花開け!病院と地域を結ぶ超職種連携」
平成24年2月27日(月)エルおおさか 参加者63名

2)各障害保健福祉圏域での研修・啓発の取り組み
保健所並びに関係機関のご協力を得ながら様々な研修会やイベントを開催しました。特に次年度以降の地域移行体制を視野に入れ・さらなる病院への働きかけ・他障がい事業所と協働研修会・ピア活動を支援する内容の研修会を重点項目として実施しました。
3)企画会議
「精神障がい者地域移行促進強化事業 企画会議」を立ち上げ、事業内容の検討を行いました。


●地域交流事業(大阪府 H11年度~25年度)
※平成26年度より「社会参加活動振興事業」として実施中。)

 精神障がい者のスポーツ振興、体力の維持・増進を図ると共に、精神保健福祉の普及啓発を図り、精神障がい者の社会参加を促進することを目的とし、下記の2大会を実施しました。
(1)スポーツふれあい交流会
 目的 スポーツ振興、体力増進と地域交流を目的としたソフトバレーボール大会
 参加者 24チーム200余名
(2)精神障害者ソフトバレーボール競技近畿ブロック大阪府代表選抜大会
目的 平成24年度近畿ブロック大会に出場するチームを決定する
参加者 6チーム120余名
(3)実行委員会の開催
 円滑な大会運営に向け、実行委員会を設置し、検討や報告の場としました。
実行委員:財)精神障害者社会復帰促進協会/チーム監督/大阪府福祉部障がい福祉室自立支援課/大阪府こころの健康総合センター企画課

平成25年度より、さらに活動を広げ、フットサル、ボウリング、レクリエーション、芸術文化交流展を開催しています。「大阪府精神障がい者社会参加活動振興事業」
→詳細はこちら



●精神障がい者IT講習会

 大阪府ITステーション(社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会)が主催する精神障がい者IT講習会において、募集案内作成及び配布・電話照会対応と講習会へのPSW派遣 等について協力してきた。(平成28年度末にて協力事業として当協会からの派遣は終了しています。)


●地域活動支援センターおおとり
「地域活動支援センターおおとり」は、堺市より平成23年度下半期の委託を受け10月より開所いたしました。堺市西区には地域活動支援センターがなく、復帰協の新たな活動の場として地域活動支援センターを開始いたしました。5件並びのお店の中の2カ所をを借りております。1か所は地域活動支援センターの中心的な存在・憩いの場として愛称“カフェドFK(復帰協の略)”の喫茶部と、もう1か所は20名程度が入れるスペースで、ミーティングや会議をしたりパーティションを立て相談、静養などが出来る相談支援事業部があります。また、それぞれの2階には事務所、風呂、和室があります。
 
地域活動支援センターおおとりは平成27年3月31日をもって閉所しました。
多くのご利用ありがとうございました。


●精神障がい者退院促進支援事業関係者研修会

精神障がい者退院促進支援に携わる方々に向けた研修会をこれまでに7回実施ました。
過去実施一覧はこちら⇒ (PDF)LinkIcon


●退院促進事業関係者研修会 過去開催分資料
退院促進支援事業関係者研修会の過去開催分資料・報告集には現在在庫はございません。必要な方は復帰協までご相談下さい。


●精神障がい者ホームヘルプサービスに関する研修会(22年度実施)

 精神障がい者の居宅生活支援の意義や重要性を理解し、再認識することで、精神障がい者の日常生活支援がスムーズに進むように、また、現場を担う方々の一助となることを願って、精神障がい者支援に従事しているホームヘルプ、訪問看護のスタッフや、精神障がい者支援に関心のある方に向けた研修会を開催し、大阪・奈良・兵庫など幅広い地域からご参加いただきました。

テキスト「精神障害者のホームヘルプサービス」は朝日福祉ガイドブックへ直接お申込み下さい。

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